おせちの由来

十二月三十一日に歳神さまにお供えをして、神様が召し上がったものの残りを一月一日に頂くのが風習と言われています。
朝廷で行われていた習慣が江戸時代に庶民にも広がりました。神様がいらしている間は台所で火を使わない、また主婦の負担が軽くなるという利点もありました。
本来の御節は7日間の間に食べるように、保存の意味をこめ食塩が多く、味も濃く作られていましたが、当店のおせちはお召し上がりになりやすい「美味しさ」を優先し当時より味は控えめにしてあります。

食材に込められた意味と願い

小堀哲男監修、料理長 高岡寿康

昨年同様 小堀哲男監修の元に彼の愛弟子である高岡寿康料理長がその味を実現。 今年も二人の料理職人が精魂をこめて信の味を追求しました。

現代行われている大量生産や器械を使っての調理方法では決してすることのできない味を再現します。
安価で簡単に食事が手に入ってしまう時代、今や日本人の舌は保存料、化学調味料、などに侵されてしまっています。
一年の計は元旦にあり、半世紀を料理に捧げた、日本料理の職人だからこそできる「信実の味」で一年の幕開けをお迎えください。



料理一例

「黒豆」

丹波黒豆を、焚いて止めて、焚いて止めてを繰り返します。

蜜で数回じっくりと煮込みます。ここまでに一週間の工程がかかります。

柚子、皮、節を取って蜜で煮ます。しっかりとコクがあり、柚子の香りが広がる黒豆煮が出来上がります。

食材はすべて国産のものを使い、このようにして一つひとつを一から丹念に仕上げていく調理法を用いています。

一粒、一口すべてオリジナルの手作りですので、数に限りがある数量限定での販売をご了承くださいませ。

壱の重
松笠床節・カステラ真丈・カステラ真丈・福袋(チーズ味噌漬け)・
松前巻(平目、鮭燻製、胡瓜・ガリ)・唐住 才巻海老・子持ち鮎・豆・栗
数の子・干し柿 なます

 

弐の重

にしん昆布・マナガツオ西京漬け はじかみ・葉付き金柑
助子金つば・ イクラ醤油漬け ・裏白椎茸
日の出人参・蛸蒸し煮、おたふく豆・竹の子松魚煮(土佐煮)



 

----たくさんのご要望にお応えして----

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時代の流れとともに本家に集まる風習のような感覚が薄れてきて、静かに身内で新年を迎えるスタイルが主流になってきました。
本当に心が通いあった人、または静かにお一人で(これも贅沢ですね)、新年の味をお愉しみください。

 

◇◇◆故郷のご両親にも真心を配達しますので、お申し付けください◆◇◇

 

 

おせちの食材にこめられた意味と願い

海老 腰が曲がるまで、共に長生きできるように長寿の願い
数の子 子だくさん、子孫繁栄
黒豆 まめまめしく働く
昆布巻 昆布や「喜ぶ」などの語にかけて、お祝いの席に好んで選ばれます また繁殖力の強さから「子生婦」(こんぶ)とし、結納などの席でも使われます
栗は安定した食材の供給として古来から神聖視されてきました。また「かち栗」とかけて戦国武将が「勝利」をもたらす食材として士気を高める食材として推奨しました。
鮎は魚に占うと書き、神聖な魚として日本古来の神話などにも登場してきます。
からすみ ボラの卵巣の一腹を加工したからすみはそれを一対(男女)と見立てられ、いつまでも仲睦まじく、そして出世していく魚の卵ということもあり縁起物として伝えられてきました。
参考サイト 栗全書 こんぶネット
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